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2008年4月 2日
<授業の概要>
この科目は、現実社会のことがらに関して大学生に求められる基本的な調べ方、考え方、ものの見方(=総合的リテラシー)を身に付けることを目的とする。具体的には、人文社会系の内容を題材として、少人数の演習形式や課題実習を通して一定の能力を身に付けさせるトレーニング型の授業を行う。
担当教員別に3クラスに分かれ、そのうち栗島は「環境と社会」をキーワードとして、「資料」の探し方・読み方、フィールドワークの方法、レポートのまとめ方、口頭発表の方法などについて、手法の説明と課題実習を繰り返して実施する。
<達成目標>
1.必要な情報、データを自分で探し、入手できるようにする。
2.与えられた課題を研究する場合の基本的手順を身に付ける。
3.レポート作成、口頭発表の基本的なルール、形式を身に付ける。
<授業計画>
1.はじめに:この授業の進め方
2.資料を探す(1):基本は、何よりも「図書、雑誌」。
3.資料を探す(2):インターネットに安易に頼るな、上手に "正しく" 使え。
4.資料を探す(3):ネットで見つけて、それから? 原典が大切。
5.資料を読む(1):情報とデータ、 "読む" と "使う" 。
6.資料を読む(2):読むことから "要約" すること、"考察" することへ。
7.資料を読む(3):資料を批判的に読むということ。
8.現場で調べる(1):フィールドワークとはどんなことをするのか。
9.現場で調べる(2):現場で、見る、聞く、測る、数える、そして感じる。
10.レポート作成(1):作文とレポートはどこがちがうのか。
11.レポート作成(2):文献や資料の "引用・参照" のルール。
12.レポート作成(3):考察はどのように書くのか。
13.発表と討論(1):口頭発表の基本原則。
14.発表と討論(2):"事実" と "論理" で議論する。
15.まとめ
<評価方法と基準>
授業中に指示する「実習課題」への取り組み、および授業態度等を合せて総合的に評価する。授業の性質上、欠席は大きなマイナスとなる。
<教科書・参考書>
特定のテキストは使用せず、必要に応じてプリントを配付する。
<履修前の準備>
特になし。本科目は少人数で行うため、履修者数を制限する。
投稿者 kurishima : 2008年4月 2日 16:14