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2008年4月 2日

 ■ 環境学概論シラバス

<授業の概要>
 我々人間は、環境を利用・改変しながら自らの生活を発展させてきた。しかしながら、環境の回復機能を超える過度な利用・改変によって、様々な環境問題が生じている。環境問題は様々なレベルで生じており、その要因は複雑に絡み合っている。
 そこで、本講義では、こうした現代社会の抱える環境問題について、具体的な事例を踏まえつつ、考えていきたい。

<達成目標>
1.人文社会的側面と環境問題の関わりを理解する
2.環境問題を様々な視点がら考える

<授業計画>
1.オリエンテーション
2.人類の歴史と環境問題:古代〜中世
3.人類の歴史と環境問題:近代以降
4.日本における環境問題の変遷:1901〜1971
5.日本における環境問題の変遷:1972〜
6.環境問題の整理
7.地球温暖化問題(1):地球温暖化の要因と結果
8.地球温暖化問題(2):脱温暖化社会に向けて
9.廃棄物問題(1):ごみの発生と社会構造
10.廃棄物問題(2):処理に関わる諸問題
11.廃棄物問題(3):地方行財政から見たごみ問題
12.廃棄物問題(4):リサイクルは環境によいか
13.農業と環境問題
14.ライフスタイルと環境
15.期末テスト

<評価方法と基準>
 小テスト(30%)、レポート(30%)、期末テスト(40%)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

<教科書・参考書>
 特に教科書は指定しない。参考書は随時紹介する。

<履修前の準備>
 履修希望者が多数の場合は、履修課題を設け、履修制限を実施する。履修制限後の追加履修は認めない。
 07年度「現代社会と環境」受講者は講義内容の一部が重なるため、他の環境系科目の受講を推奨する。

投稿者 kurishima : 2008年4月 2日 16:04