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2006年5月31日
岡田真澄氏や今村昌平氏などの訃報に混じって、一橋大大学院教授の梶田孝道氏が亡くなったとの記事を見つけた。
国際社会学の名を広めた方だし、ヨーロッパ地域を対象とした数多くの著作で知られる。
私が政治・行政地理学へ興味を持った1つの理由が、学部時代に読んだ氏の「統合と分裂のヨーロッパ:EC・国家・民族」であった。直接はつながっていないとはいえ、今こうして研究を職とするようになったひとつのきっかけでもあろう。
グローバリズムの進展は地域の死をもたらす(地域性を失わせる)どころか、国を超えたリージョナリズムに結びつきうる。環境問題や持続性を考える際にも常に出てくる話である。
私個人は、今は地域の研究に特化しているが、グローバルの視点から地域の持続性やリスクを考える必要があると思っている。今回の訃報を聞き、あらためてその決意を強くした。
まだ、59歳。研究者として、まだまだやりたいことはあっただろうな・・・。
投稿者 kurishima : 2006年5月31日 18:49
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コメント
梶田先生のご冥福をお祈りして,合掌です.
さて,今年号の埼玉地理が手元に届いたのですが,評というか感想文というか,なんと言ったらいいか分からない形式で,K島さんとN村大将さんの論文が紹介されていました(おそらく両者ともにフィールドが埼玉だからでしょう).どうぞご覧ください.
投稿者 watanabe : 2006年6月 9日 10:33
あ、そうですか。(某T教授風)
どこへ行けば見られるのでしょう?
大学行けばいいのかな?
投稿者 くり : 2006年6月 9日 10:42
評と言っても,短い(片段程度)なので,近日中にスキャンでもしてメールで送ります~.
投稿者 watanabe : 2006年6月 9日 13:17
ありがと~ よろしく
投稿者 くり : 2006年6月 9日 22:02