環境経済・政策学会

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10/9-10と早稲田大学で開催された環境経済・政策学会に参加してきた。

もともと私は,行政地理学の枠組みで環境というものを研究してきたことから,この学会は私の研究に近い研究が数多く発表される。

今回は,現在の仕事に関係があるコンジョイント分析,環境会計のセッションを中心に参加した.

一方,修士・博士論文で取り組んだ一般廃棄物のセッションにも初日の午前中に参加した。
驚いたのは私の経済地理学年報・季刊地理学の研究と同じような問題意識を持ち,類似した研究を行っている例があったことである。
発表者と話をしたのだが,私の一連の研究については知らないとのことだった。

やはり,環境分野では地理学はレビューの範囲に入っていないのだ。私が環境に関する論文を地理学分野の雑誌にいくら掲載しようとも,環境分野には何のインパクトをもたらさないのである。
わかってはいたものの,やはりショックである。
将来は地理学分野で就職をしたい.そのためには地理学分野の雑誌に掲載することが先決である。一方で,それだけは環境研究に何の寄与ももたらさない。

これからの戦略を見直す必要がありそうだ。