« 2007年5月24日 | メイン | 2007年6月27日 »
毎週金曜日は、豊洲校舎での講義である。
当方は東大宮在住なので、JRと地下鉄を経由して豊洲校舎へ向かう。
・・・
ええ・・・巻き込まれましたよ、おもいっきり!
例の架線トラブルである。
何を思ったか、いつもより早く家を出た私が東大宮についたのが7時43分。
で、湘南新宿ラインをパスして、48分の上野行きに乗ろうとしたが、あまりの混雑さに、これもパス。
今思えば、これがよかった。
で、52分の上野行きに乗った。
AM7:58
大宮駅に到着。ところが、いつまで待っても電車が出ない。
「大宮-さいたま新都心間での架線切断のため、運転を中止してします。復旧には相当時間がかかる見込みです。お急ぎの方は京浜東北線か埼京線にお回りください」
以前、大宮から東大宮に帰るときに、宇都宮線が運転中止をしていたことがあって、実はそのときは、宇都宮線をあきらめ、東武野田線で大和田まで行き、そこから歩いて家に帰ったのだが、なんと東大宮にたどり着いたときにはすでに宇都宮線は動いていた。復旧に4時間かかるといっていたのに、30分もかからず復旧していたのだ。そのときの教訓を活かし、慌てて行動せず、とりあえずは30分くらいは宇都宮線で様子を見ることにした。
これが2番目のラッキーである。
AM8:30
しかし、復旧する見込みはなく、2時間目の講義に間に合わせるには決断をしなければならなかったため、駅構内を埼京線へと歩く。実は京浜東北線も止まっていて、慌てて京浜東北線に動かなくてよかった、と思っていた。
埼京線は少し遅れながらも運転していた。
AM8:40
やがて、私が乗った埼京線はゆっくりと大宮駅を離れた・・・と思ったら、地上に出てすぐ緊急停車した。そう、私は埼京線に閉じ込められた。後で分かったことだが、駅間に停車していた宇都宮線の電車から乗客を降ろすために、付近一帯に緊急停止信号が発せられたことが原因らしい(その後、埼京線の線路には影響が無いので、この信号は解除されることになるのだが、じつはこれもJRの大きな失態だと考えている)。遠くで、列車から降りて大宮駅へと線路を歩く乗客が見える。
豊洲校舎へ伝言を頼むべく大宮校舎に連絡を入れたが、大宮校舎も大混乱の模様。
結局、埼京線はそこで約30分間立ち往生し、ようやく北与野駅へ。
AM9:10
ここで方針転換。大宮駅に戻り、新幹線を使うことにしたのだ。しかし、待てども埼京線の下りが来ない。先ほどの緊急停車の関係で大幅にダイヤが乱れているらしい。
20分以上待っても下り電車が来ないので、ここで豊洲校舎に連絡。2時限目の休講を告げる。
麻疹に続き、無念の3回目の休講である。
AM9:50
遅れに遅れた埼京線下りに乗り、大宮駅へ。
大宮-上野間の新幹線による振り替えを行っていたので、それに乗り上野へ。
AM11:00
豊洲校舎到着。2時限目開始後、20分の遅れだったので、休講しなくてもよかったことになるのだが、北与野の時点で時間も読めなかったし、印刷物等の準備もあったので休講はやむなしであったと考える。
さて、今回は3つの幸運と1つの不運があった。
1つ目の幸運は、なぜかいつもより30分も早く家を出たことだ。いつもどおりであれば、東大宮駅で立ち往生していたであろう。大宮駅に行く術があの時点ではなかった。
2つ目の幸運は、東大宮駅で、上野行を1本パスしたことだ。もしあれに乗っていたら、新聞やテレビで報道されたクーラーもなしで閉じ込めを食らったあげく、線路を歩いて脱出しなければならなかった。1本パスしたおかげで、大宮駅までは行けた。
3つ目の幸運は、大宮駅で急いで京浜東北線や埼京線に乗らず、30分待ったことだ。もしそれらに乗ってしまったら、新幹線に乗るために大宮に戻ることもかなわなかっただろう。埼京線であれば、武蔵浦和までいければよいが、あの状況では行けて、おそらく南与野くらいだったのではないか。
1つの不幸は、それでも埼京線に乗ってしまったことだ。おかげで車内に30分閉じ込められ、あげく北与野で40分のロスをするハメになった。あれがなければ、2時限目は可能だった。そのなかでもついていたのは、閉じ込められたのが埼京線であったことだ。埼京線は直接架線には問題がなかった。ために宇都宮線とは異なり、車内のクーラーはついていたのだ。
しかし、今回の代償は大きい。
麻疹で2回の休講に加え、今回の休講で計3回も休講をするハメになったのだ。しかもJABEE科目なので、補講が必要となる。そのため、7月12日の5時間目に補講を行うこととなった。ああ、本当に参った。
しかし、今回の事故は、都心に多く通勤する埼玉県民のJR頼みというきわめて脆弱な交通環境をさらけだした。大宮という結節点付近で事故が起きるといかに大変か。まさか、都心に向かう4本(宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、京浜東北線)がダメになり、もう1本(埼京線)も虫の息という事態に遭遇するとは思わなかったので。よい教訓になった。
投稿時間 : 07:35 個別ページ表示 | コメント (0) | トラックバック (0)