韓国巡検

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2/9-13にかけて韓国へ行ってきました。

2/9
(1)羽田空港→金浦空港 アシアナ航空
 羽田の国際線は初めてだったのだが、韓国線しかないので、成田より出国審査は早い。でも、店とかほとんどないので、出国まではかなりヒマだし、夜便なので腹も減ってしまった。
(2)金浦空港→明洞 地下鉄 
 ソウルの地下鉄初体験。結構、乗り継ぎが多くて、しかも日本に比べると乗り継ぎの距離が長い気がする。東京駅で山手線から京葉線に乗りかえる感じ。
(3)世宗ホテル
 シャワーとトイレが同じ部屋にある。シャワーを浴びるとトイレの周りもビショビショになる。これってこれでよいのかなぁ

2/10
(1)午前中 ソウル見物
 明洞-(地下鉄)→ソウル駅-(徒歩)→南大門-(徒歩)→ソウル市庁-(徒歩)→景福宮
(2)ソウル→大邱 KTX
 韓国の高速鉄道KTXで大邱まで。フランスのTGV方式なのだが、なんか狭い。席の向きは固定式なのだが、なぜか真ん中で向きが逆になっている。つまり、真ん中の席はお見合い状態。
 スピードは300km/hを超えることなく、大邱に到着
(3)J'sホテル
 ここで韓国にサパティカルに来ている先生と、今回の巡検を企画した先生・助手、東大院生、東大地理OBと合流。少し早く着いたので、ホテルのバーでコーヒーを飲む。
(4)夕食 韓定食
 慶北大の教授と院生を交えて夕食。どんどん出てくる韓定食。食べ過ぎた~と思ったとき、ご飯とテンジャンスープが登場~。

2/11
(1)慶北大キャンパス
 慶北大の教授の案内で大学内を一通り見る。結構広い。所々に企業の寄付で建てられた施設がある。韓国の研究事情や大学事情でいろいろと話が盛り上がり、ちょっと時間オーバー。
(2)大邱見物
 大邱の原宿っぽいところを歩く。若者が多く、ブランドショップも多い。
 昼食はその中にあるサムゲタンの有名な店へ。上手い。サムゲタンをこんなに上手いと思ったのは初めて。高麗人参と棗が入っている。鶏もやわらかい。
 そこから道路を渡ると薬令市。高麗人参などの漢方の問屋がずらりと並んでいる。道はゆるいカーブになっていって、かつての城壁跡とのこと。
(3)大邱→聞慶(ムンギョン)
 高速道路で聞慶へ移動。到着時は夜になっていたので、ホテルに入り、ホテル近くのデジカルビ屋へ。

2/12
(1)聞慶:温泉
 聞慶は温泉が出るらしい。そこで、聞慶総合温泉へ。なんでも重炭酸カルシウム泉とアルカリ性温泉という2つの性質の異なる温泉らしく、入る風呂によって効能が違うという。実は、このあたりで僕の体調は下降していた。原因はなぞの腹痛。下痢はなく、胃炎のよう。
 その後、朝食でスンヅゥプ(豆腐)チゲ。しかし、日本でよく見る豆腐チゲではなく、透明なスープのなかにおぼろ豆腐が入っている。それに別添のコチジャンを入れて味を調節する感じ。胡麻油が効いていてとても美味しいのだが、腹痛はさらに悪化。食べれない。
(2)聞慶:科挙の道
 かつて科挙を受けるために人々が歩いた道とその途中の関が保存されている。実は、8日に映画「墨攻」を見たところだったので、関の風景がそれと重なっていい感じ。頭の中で重低音の「墨攻」のテーマが流れる。関は3つあるが、とりあえず2つ目の関まで行くことに。距離はおよそ4km。でも山道なので、結構きつい。いや、きついのは腹痛のせいで、腹痛は持病の腰痛と組み合わさって最悪の状況に陥っていてきた。
(3)聞慶:廃線跡
 実は聞慶はかつて炭鉱で栄えた町。そこには石炭やそこで働く人々、関係者を運ぶための鉄道が引かれていた。が、炭鉱が閉山され、今は廃線となっている。そこを鉄路自転車というなぞの観光用の乗り物が走っている。鉄路自転車は、遊園地によくあるレールの上を走る自転車のようなもの。こちらは実際のレールを走るのだ。私は鉄道にはそれほど興味はないのだが、地理という世界は鉄っちゃんがメジャーなので、みんなは結構盛り上がる。腹痛で脂汗がにじむ。
(4)聞慶:石炭博物館→ソウル
 かつての炭鉱に石炭博物館が建っている。中は貴重な資料がたくさんあるのだが、体調はもはや限界。何度もうずくまる。おかげで記憶もあいまい。この後、聞慶のバスターミナルに向かい、ソウル行きの高速バスに乗った。バスに乗った瞬間、記憶は飛び、気がついたときにはソウルに着いていた。
(5)ソウル:韓国宮廷料理
 東大に留学している韓国人留学生に韓国宮廷料理に連れて行ってもらう。胃腸薬を飲み、バスの中で眠ったおかげか体調は少し回復している。さらに、最初に出てきた水キムチが少し胃を活性化させたようで、意外と食欲がもどっていた。料理は洗練されていて、とても美味しかった。今度は体調が万全のときに行きたい。今回の韓国ではあまり辛いものは食べていない。韓国料理の奥深さを知った思いである。

2/13
(1)ソウル
 すでに何人かは空港に向かう。僕の飛行機の時間はもう少し遅いので、東大の先生たちと一緒に明洞で石焼ビビンパを食す。完全に食欲復活。その後、キムパブ(韓国風海苔巻き)を買い、金浦空港へ。
(2)金浦空港→羽田空港 アシアナ航空
 金浦空港にはEマートという地元の人が利用するショッピングセンターが併設されている。お土産はそういうところのほうが安いし品揃えもよいので、そこで購入。妻の土産だけは空港内の免税店で。
 そして出国。実は僕はアシアナ航空がけっこうお気に入りなのである。機内食はけっこう美味しいし、その機内食には必ずチューブ入りコチジャンが付いてくる。特に何にかけるというわけではないが、必ず付いてくるのだ。なので、辛さに弱い日本人は手をつけずに、そのままフライトアテンダントに回収される。でも僕はこのチューブ入りコチジャンがひそかにお気に入りなので(お土産にも最適なのである)、使用せずにポケットに入れて持ってかえる。今回、初めてアテンダントに「余ったのでよいので、もう1つくれる?」と言って見た。「わかりました。少々お待ちください」と行って、しばらくもどって来ず。忘れられたのかな?と思っていたら、もどって来て「余ったので」と10個もくれた。ラッキー。
 そして羽田着。今回の濃厚な韓国巡検はかくして終了。体調が途中で崩れたのが痛いが、とても楽しい巡検であった。
 写真は近々アップします。